デントコーンだから エナジーコンセプトはカンタンだ!

■飼料設計がこんなにカンタンになる。
 エネルギーを濃厚飼料から、そして、乳質を向上させる為に飼料畑から繊維をとるのがベストと考えている人は意外に多い。このやり方は最も不経済で飼料設計上も複雑になり、難しいやり方なのだ。
 乳牛は飼料中、65〜75%もの炭水化物(エネルギー)を必要とする。ルーメン微生物はデンプンを主体としたNFC(非繊維性炭水化物)とNDF(セルロース量ヘミセルロース・リグニン)と呼ばれる「繊維」の両方をバランスよく取り込んで醗酵を起こす。NFCはエサの全体の35〜40%位、NDFは粗飼料から75%以上摂取することが鉄則である。
 売られている濃厚飼料はNFCが40%前後である。高泌乳牛には濃厚飼料をガンガン与えるとばかりに多給して行くと、先に言った「全乾物中NDFの75%は粗飼料から取らねばならない」(そうしなければ食滞を起こし、乾物摂取量は急速に低下する)という基本的な壁にブチ当たる。濃厚飼料はNDFが12%とかなり低いから、
濃厚飼料を多給すればするほど、粗飼料から取るNDFは結果的に高いものを選択せざるを得ない。そんなNDFの高い粗飼料だと全体のDMI(乾物摂取量)は落ちてしまう。つまり最初の飼料設計どうりに食い込めない。
 
現実の酪農家を観察すると、濃厚飼料を多給していながらこの様にエネルギー不足になっていることである。高泌乳牛であればあるほど泌乳前期のボディーコンディションが低下して、痩せ過ぎで淘汰を早くして、残るのは成績の悪い牛ばかりという笑えない結果となつている。


セシリア(115日)
3352・3358を圧倒的に凌ぐ収量で5日も早生。


3699(107日)
西南暖地で台風前に収穫するならこの品種。関東・東北でも人気急上昇中。

■濃厚飼料を先行させるからエネルギー不足になる。
 
エナジーコンセプトとはNDFの低い粗飼料からエネルギーを出来るだけ取ってDMIを最高レベルにもっていくことを言う。粗飼料としてデントコーンがベストなのはNFCが濃厚飼科と同じ40%前後もあり、それに加えてNDFが45〜50%と低い。
 輸入乾草のスーダンなど濃厚飼料とセットで飼料メニユーとして一般的だかNDFは68%もあるからDMIは上がる訳がない。だからフランスINRA(国立農業試験場)の報告では、普通レベルの乳牛で乾物で13〜14キロ、1万2干キロを越す乳牛なら乾物で20キロものデントコーンの摂取量が報告されている。それだけ、デントコーンをやるからこそ、配合飼料は粗タンパクが50%近いものでバランスを取る。タンパクの必要量はエサの6〜17%位のものだ。だから、この配合の量は少なくてすむ。
 粗飼料でもあり、濃厚飼料でもあるデントコーンを目一杯、食わせて、高いタンパクの配合でバランスを取って、更に乳量を狙う時にNFC40%前後でタンパク20%位の日本的な濃厚飼料で追っかけると、NDF75%の鉄則を心配することなく今度は濃厚飼料の摂取量も上げていける。
デントコーンを先行させれば結果的に濃厚飼料も食い込めるという訳だ。
 
「エネルギーはまず粗飼料、つまり−デントコーンから取れ−」は酪農家自身が最も簡単にエサと乳牛のポデイーコンデイションや乳量との因果関係を知る手がかりになるのだ。エサの問題をエサ会社にまかせていては、本当の意味で牛は飼えないのだ。
 
エナジーコンセプトと言えば、子実収量でダントツのパイオニア種子だ。?君はどの品種がお気に入りだろうか?

3008(二期作目用)草丈高く耐病性抜群!
3699とのコンビでエナジーコンセプトはバッチリ。

3470(遅播き用)
価格が下がって実力発揮!
イタリアンの後ならこれしかない。

バーバラ(3845)[95日]2ランクも早生なのに雌穂・乾物収量ともに驚異。東北地方の新エース!