■乳を出すならデントコーンだ。
夏期は放牧を行なうためコーンサイレージの給与畳を20sまで滅らすが、それ以外は一年中ほとんど変わらない。現在の飼養頭数は経産牛90頭、育成牛80頭で、平均乳量ば9,000sである。 「現在の乳量を維持していくためには、コーンサイレージ主体の給与以外は考えられない」と、高橋さんのコーンサイレージヘの信頼は厚い。今後も98haという恵まれた土地面積を活かして、放牧を組み入れたデントコーン主体の経営を続けたとのことである。 ■コーンサイレージの質・量を高めたマルチ栽培。 コーンサイレージ多給によるエナジーコンセプトの実現には、良質なサイレージを十分な量確保することが、何よりも重要だ。高橋牧場では、現在16haのトウモロコシを全てマルチ栽培で行なっている。高橋さんは10年ほど前に初めて試験的にマルチ栽培を試みたが、その増収効果に目を見張り、年々マルチの面積を増やし続けてきた。
■工ナジ‐コンセプトの実践ヘ、あなたの方法論は? コーンサイレージ主体の経営事例に共通するのは、シンプルなエサ設計による飼料給与の簡便性と購入飼料費を抑えることによる経済性、そしてコーンサイレージ多給による弊害はまるで見られないという事実だ。我々は、コーンサイレージの優位性をこれまで繰り返し指摘してきたが、事実はこれを証明している。エナジーコンセプトによるコーンサイレージ多給の経営こそ、来たるべき時代に対応する粗飼料戦略の王道だ。冒頭に挙げたように多頭化が急ビッチで進む中、これからデントコーンをいかに増産していくか、その方法論こそを、個々の酪農家が今真剣に考える時ではないか。
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